① 指しゃぶりは、歯並びが悪くなる原因 と決めつけないでください。
赤ちゃんは、おなかの中にいるときから指しゃぶりをしています。
生まれた後上手におっぱいを飲むための練習をしているのでしょうね。
新生児では指しゃぶりは本能的なものです。
赤ちゃんの精神安定の役割もあります。
そのため、3歳ごろまでの指しゃぶりはあまり心配する必要はないのです。 3歳をすぎても自然に指しゃぶりの回数や時間が減らない場合には、無理に辞めさせるのではなく、「どうして指しゃぶりをしたいのか」「どうしてやめられないのか」子供さんと一緒に考えて、指しゃぶりをしない環境を作っていきましょう。
② 3歳を過ぎても指しゃぶりをしていると、歯並びが悪くなる原因となります。
このころまでに、自然に指しゃぶりの回数や時間が減っていけばよいのです。
例えば ・・・
●昼間に手足を使う遊びをしたり屋外で運動をしたりなど、エネルギーを発散させることで夜の寝つきをよくさせる。
●指しゃぶりをしていないとき、それを大いにほめてあげる。
●夜は添い寝をしてあげたり、手を握ったり、本を読んであげたりスキンシップをとってあげる。
このように、 無理に指しゃぶりをやめさせるのではなく、指しゃぶりをしない環境を作ってあげましょう。
③ 指しゃぶりは、3歳ごろまでにやめることが望ましいです。
ずっと指しゃぶりを続けていると
●上あごの骨の成長にゆがみが出たり、上の前歯の生えてくる方向が悪くなったりする。
●下あごの骨の成長に影響することがある。
●前歯がかみ合わなくなることがある。
●くちびるを閉じる筋肉に影響することがある。
幼稚園に入るころのお子さんであれば、本人と話をしたら理解してくれるので、自分からやめることも可能です。お子さんと話をしてみましょう。
(じっくり取り組んでください。早くても1-2か月かかります。)
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